【SV S9 シングル使用構築】草原塩サイクル【最終189位/レート2025】

f:id:iiinnnkya:20230830003003j:image

【構築経緯】

キョジオーン

順位帯を問わずパオジアンが絶対零度を打ち始めたため自分が愛用していたヘイラッシャが何度も凍結させられて安定して勝ち数を伸ばせなかった。そこでパオジアンに対して最低限の行動保証があって絶対零度を喰らわない頑丈キョジオーン、上から殴れるスイーパーとしてウーラオスカイリューごと貫けるスカーフハバタクカミを軸とした。

イーユイ

キョジオーンはテラスタルを絡めても連撃ウーラオスが苦しいため選出画面での圧力と対面からであればドラムアタックで処理できるゴリランダーとキョジオーンが苦手な隠密サーフゴー対策と特性の清めの塩を切ったことで産まれたゴーストの一貫を切るためにチョッキイーユイを採用した。

崩すのが難しい耐久ポケモンに強く、数的有利を取りやすい点でまもみがキョジオーンと相性がいい渦アンコカイリューを採用した。

ラストの枠にはイダイトウやガチグマといったポケモンに対してストッパーになれる襷パオジアンを採用して構築が完成した。

 

【個体解説】※採用順

キョジオーン(毒)@食べ残し

頑丈

腕白

207(252)-120-194(212)-×-110-61(44)

H-TOD意識で極振り

B-出来るだけ高く

S-ミラー意識

塩漬け/守る/身代わり/自己再生

このポケモンを初めてちゃんと使ったが、あまりにも性能が壊れすぎていた。有利対面で塩漬けを連打するだけで裏のカミを通しやすくなったり、相手の行動を制限できたりした。今季のキョジオーン軸は霊獣ランドロスと組み合わせたHDが主流であったと思うが、この構築ではパオジアンを一任している関係でHBに厚くしている。またミラーを意識してかなりSを伸ばした結果、全ミラー上から動けたのでミラーは相手が身代わりを貼る前に塩漬けを叩き込みまくった。コンセプトの特性頑丈は活きる場面が少なからずあったがどう考えても清めの塩の方が遥かに強い。これに関しては零度パオジアンが悪い。刺さる構築には刺していくことがてきたが、ウーラオスやサーフゴーがあまりにも厳しかったので軸にするのは難しいと感じた。テラスタイプは毒菱回収と格闘フェアリー半減が偉いので毒。

 

ハバタクカミ(妖)@拘りスカーフ

古代活性

控えめ

155(196)-×-98(180)-185(108)-156(4)-158(20)

HB-意地ウーラオスの水流連打を93.7%で耐える

C-出来るだけ高く

D-余り

S-最速91族抜き

ムーンフォース/シャドーボール/チャームボイス/滅びの歌

耐久振り+スカーフは対面性能がとても高くスイーパーとしてだけではなく対面選出の駒としても優秀であった。技構成は一致技2つとギミックメタの滅びの歌に加えて、キョジオーンが苦手な身代わり持ちに抗うためにチャームボイスを採用した。この構築を使い始めた時はあまり投げられなかったが、投げるタイミングを理解してからはこの構築のエースとして素晴らしい活躍をしてくれた。テラスタイプは一貫を作りにいきやすいフェアリー。

 

ゴリランダー(毒)@オボンの実

グラスメイカ

腕白

193(140)-146(4)-154(236)-×-98(60)-114(68)

H-16n+1

A-余り

B-11n

D-ハバタクカミ意識で出来るだけ高く

S-最速50族抜き抜き

ドラムアタック/はたき落とす/宿木の種/挑発

キョジオーンの最高の相棒枠。グラスフィールドのおかげでキョジオーンが毎ターンHPが1/8回復する+地面が半減になるためこの2体で物理一辺倒な構築に対しては滅法強かった。また対面性能も非常に高く、ドラムアタックのS操作と宿木+挑発で回復しながら殴ったり耐久ポケモンを機能停止にする動きが非常に強かった。

 

イーユイ(水)@突撃チョッキ

イーユイ

災いの珠

臆病

131(4)-x-100-187(252)-140-167(252)

H-奇数調整

C-火力がないと困るため極振り

S-最速

オーバーヒート/悪の波動/噴煙/サイコキネシス

相手のサーフゴー、イーユイへの引き先。初めは耐久に振っていたが毒テラス剣舞ウーラオスを上から叩くために最速でサイコキネシスを搭載した。最終日に格闘テラスの隠密マントサーフゴーが急増したので裏のウーラオス引き読みのついでに刺さったりした。しかしステルスロックが痛かったり、簡単に上から縛られてしまったりしたのでもう少し考察すべき枠であった。

 

 

カイリュー(妖)@ゴツゴツメット


マルチスケイル

意地っ張り

191(196)-170(4)-131(124)-120-121(4)-123(180)

HB-特化カイリューの鉢巻逆鱗マルスケ込みで確定耐え

A-余り

D-余り

S-準速70族抜き

地震/炎の渦/アンコール/羽休め

普通の渦アンコカイリュー。耐久ポケモンカイリューガブリアスの鉢巻逆鱗を縛ってそのまま倒せる点を評価して採用。ウェポンはヒードランジバコイルへの打点が欲しかったので地震を採用した。また意地っ張りで採用したことにより炎の渦で嵌めているポケモンの処理速度が上がったり、確定数が変わったりしたのでこちらは正解だったと思う。(身代わりを一回貼ったテツノツツミを地震×3で落とせた)

 

パオジアン(霊)@気合いの襷

災いの劔

陽気

155-172(252)-101(4)-×-85-205(252)

A-耐久に振る意味がないので極振り

B-余り

S-最速

氷柱落とし/噛み砕く/聖なる剣/氷の礫

普通の襷パオジアン。対面選出をする際にどうしても襷枠が必要だと感じたので採用した。しかし選出率があまりにも低かったので別のポケモンを考えるべきだった。絶対零度は使う勇気が出なかった。

 

【結果】

TNリスペクト

最高レート2076

f:id:iiinnnkya:20230901062644j:image

最終レート2025

f:id:iiinnnkya:20230901093733j:image

【所感】

今季はレート2100を目標に取り組んできましたが、最後の最後に勝ち切れず悔しいです。

しかしながら最終日は大きく溶かすことなく2020〜2080の間で戦えたこともあり強者の方々と対戦ができてとても楽しかったです。

構築の完成度としては最終日の環境の変化に対応ができず、結果的に満足いく構築ではなかったのでまだまだ構築を組む力、環境を考察する力が足りないと感じました。

来季以降はこの反省点を改善できるようにしたいですね。

 

【special thanks】

・最終日に通話してくれたマージュ君、おとぎんさん、フロイトさん、えいじさん

・一緒に頑張って潜った人たち